テンペとは


テンペとはインドネシアの伝統的な発酵食品で、大豆などを「テンペ菌」で発酵させた食品です。

テンペの発酵材料は豆類と決まっているわけではなく、その他の植物性の材料も使われているようですが、大豆のテンペが最も一般的に食べられています。

テンペ菌とはクモノスカビの一種で 熱帯の植物(ハイビスカスやバナナ等)の葉の裏などについている有益な菌です。
現在はテンペ製造用にテンペ菌が販売されており、それらを用いたり、テンペ菌を純粋培養して製造する所が多いようです。
もたいテンペではインドネシア政府から販売されている、テンペ菌とその他にビタミン類を生成する菌が混在したテンペ菌を使用しています。

味わいは「栗のような味」「茹で豆の味」など、人によって感じ方は異なるようですが、基本的にはたんぱくな味わいで、納豆のような強い発酵臭やねばりはありません。

大豆は栄養がたくさんありますが、茹でただけの状態では消化が悪く食べ過ぎるとかえって体の負担になる場合があると言われています。
テンペは豆を発酵させる事により体への負担が少なくなり、豆の持つ栄養に加えて、発酵菌の働きで生まれた栄養素を摂る事ができます。

含まれる栄養素の一部→イソフラボン・必須アミノ酸・ビタミンE・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12 ナイアシン・ギャバなど